キッズMMAを習い始めてから、たくさんのスパーリングを見てきました。
相手によって動きを変えたり、力を調整したり。
以前ならただ全力で向かっていた場面でも、少しずつ周りを見ながら動けるようになってきた息子。
そんな成長を感じることが増えていました。
でも、先生とのスパーリングだけは別でした。
その日、私は息子の”本気の目”を見たのです。
構えた瞬間に分かった
先生と向かい合った息子。
いつものスパーリングとは少し空気が違いました。
表情が引き締まり、目つきが変わる。
「今日は本気だな」
親の私でもそう感じるほどでした。
技術的なことはよく分かりません。
それでも、子どもの表情なら分かります。
楽しそうな顔。
不安そうな顔。
そして、本気で挑もうとしている顔。
その日の息子は、間違いなく後者でした。
なぜ先生の時だけ違うのだろう
練習仲間とのスパーリングでは、相手に合わせる場面もあります。
年下の子なら力を調整する。
経験の浅い子ならペースを考える。
それも大切な学びです。
でも先生は違います。
遠慮する必要がない。
力を抑える必要もない。
自分の持っているものを全部出してぶつかれる相手です。
だからなのか、先生とのスパーリングになると息子のスイッチが入ります。
「やってやるぞ」
そんな気持ちが表情から伝わってくるのです。
本気で追いかけたい存在
子どもは不思議です。
親がどれだけ言葉で伝えても響かないことが、憧れの人の一言で変わることがあります。
先生は息子にとって、そんな存在なのかもしれません。
強くて、優しくて、かっこいい。
だから追いつきたい。
だから本気になる。
スパーリングを見ながら、そんなことを考えていました。
勝ち負けではなく、その姿が嬉しかった
もちろん、技術が上達するのは嬉しいことです。
でもその日、私が嬉しかったのは勝ち負けではありませんでした。
本気になれること。
夢中になれること。
憧れの存在に向かって一生懸命挑戦すること。
そんな姿を見ることができたのが何より嬉しかったのです。
親として思うこと
子どもが成長する中で、たくさんの人と出会います。
友達、先生、先輩。
その中で、「この人みたいになりたい」と思える存在に出会えることは、とても幸せなことだと思います。
先生とのスパーリングで見た息子の目。
そこには、悔しさも、負けたくない気持ちも、強くなりたいという思いも詰まっていました。
そして何より、憧れの人に少しでも近づきたいという気持ちがありました。
まとめ
年下の子とのスパーリングでは、力をコントロールする成長を見ました。
そして先生とのスパーリングでは、本気で挑む姿を見ることができました。
どちらも格闘技を通して学んだ大切なことです。
強くなることだけが成長ではない。
相手を思いやることも、本気で挑戦することも、子どもを大きく成長させてくれるのだと思います。
先生と向かい合った時の、あの真っすぐな目。
親の私は、その目をしばらく忘れられそうにありません。



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